埼玉南支部の特徴

● 學武会館の特徴 〜人生を極めるために〜 ●

極力とは

きょくりょく解説

力の限りを尽くすさま。できる限り。精一杯。「〜努力する」

きわめりょく解説

物事を極めようと努力する力。學武会館の道場の指針。

生まれ持った条件の中で、又は与えられた環境の中で自分の持った能力を精一杯活かし、自分なりの人生を成功させるために努力する力。
※辞書にはありません

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当道場では〈きわめりょく〉と読み、『人生を極めるための人間力』という意味を持つ文字として、道場の教育方針としています。「極」という字は、何かと組み合わせると極端や北極、南極など端に行き過ぎてしまうものですが、一文字では中立、正道、偏りが無いこと、正しく歩むという意味を持っています。

『力』は、人生を生きていく上で必要な人間力を表しています。人間力という言葉は最近良く使われるようになりましたが、どれくらいの人が正しく理解して使っているでしょうか?当道場では、知力・体力・精神力という3つの力をバランスよく持ち合わせた状態を人間力としています。知力とは、話や情報を取り入れて理解する力、理解したことを行動していける体力、何度でもやり遂げるまでチャレンジする精神力、どれが欠けても駄目だと思います。この人間力が最近聞かれるようになったのは、ご存知の通り先の見えない不安定な時代から来ているものだと思います。少し前まで安定した、ゆとりのある収入を得ながら生きていくための一流会社への入社・・そのための一流の大学・・・そのための高い進学率を誇る高等学校・・そのための私立中学、小学校からの御受験、一流私立幼稚園、生まれたときからの感性教育・・。このような親の敷いたレールを歩いて成功した人がどれくらいいるでしょうか?また、これからの時代にこのやり方が通用するでしょうか?

 20数年前に組織的な犯罪を起こしたカルト教団の幹部も皆、一流大学を出たエリート集団でした。一流の大学を出て大手企業に就職しましたが、リストラされ自信を無くして自殺していくエリート。 時代は変わって少子化で学生確保ができなくなり、誰でもお金さえあれば大学に入学できる全入時代。親は大学へ行けば、それなりの収入を得られる仕事に就けると大金をつぎ込みますが、全入時代ですから皆簡単に大卒以上になる訳です。大卒の中で世の中の仕事を分けていく訳ですから当然、収入の高い仕事に就く人、収入の低い仕事に就く人が出る。通っても意味のある大学と意味の無い大学とに分かれます。誰でも勘違いしやすいことですが、学力などの知性(IQ)、幼い頃からの感性(EQ)ばかりをどんなに金をかけて磨いても仕方が無いことなのです。知性(IQ)や感性(EQ)は、道具であって道具を使うのは、その人間ですから道具を使える力を持たなければ意味を持ちません。自分自身の知力・体力・精神力をバランスよくコントロールする訓練をしていない人間は壊れて当然です。バランスを失った人たちが多く存在する時代になれば、大学を出ても働く意欲や目的を持てないニートやフリーターが増え、生活力も無いため子供も育てられず少子化が進み、企業も業績の悪化から職を失う人が増え、気持ちの荒廃から犯罪が増えるという悪循環になっていくと思います。

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 当道場では空手を一つの道具として捉えています。空手一筋などという言葉をよく耳にしますが、本当に空手一筋で生きていけるでしょうか。空手の技術を覚えると強くなるわけでもありません。そもそも強いとは何かを道場では教えています。空手を習うと喧嘩が強くなるわけでもありません。柔道だって剣道だって拳法だって、色々な戦い方がある中で何を持って一番強いと言えるでしょうか?空手一筋で空手だけが強い人間になりたいですか?自分の子供をそうさせたいと思う親はいないと思います。空手という道具を使って心身を鍛えるものだと思います。自分を磨く道具は武道に限らず野球でもサッカーでも何でも良いと思います。道具を使いながら人間力を育て、自分の生きる道で少しずつ目標を立て達成していく訓練をし、目標の大きさ内容に合わせた準備をできる人間になれるようにしていくのが大切なことだと考えています。

一人ひとりの満足できる生き方ができるための人間力・・・。

學武会館は、その人間力を鍛える道場です。

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